こんにちは。
北海道をレンタカーでぐるっと一周するドライブ旅行記の4日目の記事です。
4日目は、網走市の「博物館網走監獄」と「オホーツク流氷館」を観光した後、釧路市を訪れました。
道中の藻琴山展望駐車公園から見下ろす屈斜路湖も絶景でした。
目的地の釧路市までの運転時間は、約3時間でした。
4日目の行程(2023年9月10日)
8:55 博物館網走監獄
・所在地 北海道網走市字呼人1-1
・営業時間 9:00 – 17:00
・休館日 12/31・1/1
・入館料 大人1500円、高校生1000円、小中学生750円
(各種クレジットカード・電子マネー利用可)
・電話番号 0152-45-2411
・マップコード 305643606*24
博物館網走監獄は、明治時代に造られた実際の刑務所施設を利用した博物館で、当時の刑務所生活や歴史を体験できる体験型観光スポットです。実際に使われていた刑務所に囚人の衣類や食事風景などが展示してあり、当時の囚人の生活をリアルに再現してありました。
特定のエリアや展示物を除いて写真撮影できますが、動画撮影はできないようです。
「懲罰房」には囚人の様子が展示されていました。
外から光が入らないため「闇室」とも呼ばれていたそうです。
博物館網走監獄は、囚人を効率的に監視するために5棟の含房が放射状に広がるように設計されていて中央に見張所が設置されています。
このように見張所を中心に放射状になっているため囚人の動きを効率的に監視できたそうです。
囚人たちが利用したお風呂の紹介です。
お風呂は、衛生面でも楽しみとしても重要だったんですね。
含房の様子です。奥にはガラスに囲われたトイレが見えました。
当時の囚人たちの食事の様子です。展示では”おかゆ”と”たくあん”の質素な内容です。
通路には暖房設備が展示してありました。
10月ごろから雪が降り始めて、囚人にとって最も辛かったのは「寒さ」だったため、暖房器具はとても重要な設備で均等に温まるように神経を使って位置を決めていたそうです。
独居房はトイレが部屋の中にあり1.5坪ほどのスペースに布団と最低限の生活必需品が置かれていました。
網走刑務所は、北海道の開拓事業の一環として設立された側面があり。囚人たちは開拓地の整備や農作業を通じて労働力として活用されたそうです。
囚人たちがどのようにして北海道の開拓に関わったのか?について詳しく説明したパネルが掲示されていました。
ロシアとの国境地域の防衛を強化するという戦略的な意味もあり全国から囚人が集められ、3000人以上の犠牲者がでたそうです。
零下28度にもなる冬の厳しい寒さを「寒獄」と表現されていました。
冬の寒さだけでなく夏の蚊や害虫との闘いも過酷だったのです。
休泊所は、網走刑務所から離れた労働現場や開拓地、長距離の移動ルートに沿って設置され囚人たちの体力回復や健康管理のために重要な役割を担っていたそうです。
味噌醤油蔵での作業は、体力的にはそれほど過酷ではないですが熟練した技術と忍耐が求められたそうです。
また、味噌は囚人たちの保存食としての役割も担っていました。
博物館網走監獄は、当時の建物や設備を当時のまま保存・再現してあるので囚人たちの生活や労働の様子をリアルに体感できました。
主観になるのですが、今の北海道があるのは網走監獄に収容されていた囚人たちの尊い犠牲の上になりたっているのを忘れてはいけないな と思いました。
博物館網走監獄の公式HPはこちらです。
10:35 オホーツク流氷館
・所在地 北海道網走市天都山244番地の3
・営業時間 5月~10月 8:30 – 18:00
11月~4月 9:00~16:30、12月29日~1月5日 10:00~15:00
・休館日 なし
・入館料 大人1100円、高校生880円、小中学生660円
(各種クレジットカード・電子マネー利用可)
・電話番号 0152-43-5951
・マップコード 305584696*77
オホーツク流氷館は、博物館網走監獄から車で10分です。
館内の動画撮影も可能です。
カフェ・ド・クリオネで販売している「流氷ソフトクリーム」です。
塩味が良い感じに効いていてとても美味しかったです。
塩はオホーツク海の塩が使われていて、青色は海藻由来の天然色素の色です。
「ベニクラゲ」。写真では伝わり難いですが、5ミリぐらいの小さなクラゲです。この大きさで成体です。
ベニクラゲは、成体からポリプ(幼体)に戻ることができるので「不老不死のクラゲ」と言われているそうです。
「不老不死のクラゲ」で検索すると「ベニクラゲ」に関する情報がたくさん出てきますので気になる方は調べてみて下さいね。
流氷体感テラスには。マイナス15℃の室内に本物の流氷が展示してあり流氷の冷たさや美しさを体感できます。
入口で濡れたタオルを貸してもらえるのでテラスの中でグルグル回すとだんだん凍ってくる「しばれ」体験ができます。
入口で貸してもらえる濡れタオルを2分ぐらいグルグル回すとだんだん凍ってきてトーチのようになります。
外に出るとメガネが真っ白になりました💦
流氷幻想シアターでは、流氷やオホーツクの海の生きものまで映し出される約8分間の迫力ある映像を楽しめます。
最後は、展望台からの眺望です。この日は雲が多く少し残念な景色でしたが、晴れていればオホーツク海、網走湖、能取湖、濤沸湖、藻琴湖、知床連山まで見えるそうです。
オホーツク流氷館の公式HPはこちらです。
11:30 キネマ館で昼食
・所在地 北海道網走市南3条東4丁目
・営業時間 11:00~15:30
・定休日 12月31日・1月1日
・各種クレジットカード・電子マネー利用可
・電話番号 0152-44-0688
・マップコード 305678311*12
フードコート「キネマ館」は、昭和の映画ポスターなどが飾られどこか懐かしさを感じる作りになっていて、オホーツク海を眺めながら食事を楽しむことができます。
往年の映画俳優のポスターが飾ってありました。
ご当地グルメ「若鶏ザンギ定食」や「オホーツク貝柱塩ラーメン」などリーズナブルに提供されています。食券販売機はQRコード決済にも対応しています。
人気No1の「網走ちゃんぽん」を選びました。食券を購入したらそのまま席で待って。食券の番号を呼ばれたら料理を受け取るシステムです。
オホーツク海を眺められる席を陣取って待つこと20分。
豚バラ肉、あさり、ホタテがごろごろ入っていて麺は極太麺で美味しかったです。さすが、人気No1の網走ちゃんぽんでした。
網走市観光協会の「フードコートキネマ館」に関するHPはこちらです。
13:40 藻琴山(もことやま)展望駐車公園
・マップコード 444 060 236*08
キネマ館から釧路市の道中に休憩を兼ねて立ち寄りました。
藻琴山展望駐車公園は、北海道の藻琴山の中腹にある展望スポットで屈斜路湖を一望できるだけでなく、煙を上げる硫黄山や晴れていればオホーツク海、知床連山まで見ることが出来ます。
屈斜路湖の雄大な姿を望めながら思いっきり深呼吸するととっても気持ち良かったです。皆さんも藻琴山展望駐車公園を訪れた時には思いっきり深呼吸してみて下さい♪
15:40 釧路市「幣舞橋(ぬさまいばし)」
幣舞橋の南側がラウンドアバウトのようになっています。
「幣舞橋」から眺める釧路川。
「幣舞橋」は、バリ島・マニラとならぶ世界三大夕日スポットとして有名で多くの観光客が訪れる釧路市を代表する観光名所の一つです。
晴れていればこんな感じの美しい夕日を見ることが出来ます。
ホテルの部屋紹介
釧路センチュリーキャッスルホテル
利用したのはシングルルームです。
広くはありませんが清潔で設備も整っていました。
机と椅子があるのでビジネスでの利用におすすめです。
部屋で淹れたてのエスプレッソを倒しむことが出来ます。
WIFIの速度は40Mbpsで高速。動画もストレスなく再生可能です。
シャワーヘッドはミラブルが使われていました。
全客室にMIRABLE ZERO(ミラブルゼロ)ウルトラファインバブル生成シャワーヘッドが導入されているそうです。
朝食は「海鮮重」と「ステーキ重」から選べたので、「海鮮重」を選びました。
釧路センチュリーキャッスルホテルの公式HPはこちらです。
まとめ
網走市から釧路市までの距離は、約150㎞。
運転時間は、藻琴山展望台での休憩と1回の休憩をはさんで3時間でした。
12:40 網走市を出発
13:40 藻琴山 展望駐車公園で休憩
15:00 1回目の休憩
15:40 網走に到着
カーナビアプリでは約2時間30分となりますが、
実際にかかった時間は2回の休憩をはさんで3時間でした。
9月10日の気温。
昼間は26℃。日差しが強く半袖でも少し熱く感じるぐらいですが、
午後7時になると気温は22℃で長袖が丁度良いぐらいでした。
明日は、帯広まで約120㎞のドライブです。
よければ次の記事も読んでいただけると幸いです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。